ボールデッドに救われた 10月23日日本シリーズ第2戦
おはようございます。ヤクルトけんちゃんです。
第1戦で難敵山本由伸を打ち破ったことで安心してしまったわけではないのでしょうが、昨日は何とも締まらない
試合運びでした。
オリックスの先発は今期24登板で19先発、114.2回を投げ5勝8敗、2H、3.45で1か月ぶりの一軍登板となる
サウスポーの山崎福をヤクルトは打ちあぐみます。毎回のようにヒットを放ちながら結局、山崎投手は4回を投げ4被安打、2与四球、
5奪三振で無失点と打てそうで打てない。
結局昨日のヤクルト打線は12安打を放ちながら、9回の内山壮の起死回生の同点3ランホームラン以外はタイムリーが
出ないというトホホな結果でした。
特に山田哲人の不調が深刻です。昨日は5打数ノーヒット、1四球、1併殺打です。相変わらず力ない空振りを繰り返して
膝から崩れ落ちるシーンが多発しています。
気持ちだけでは野球はできません。どう見ても何かおかしいわけで、山田には休養が必要かと。
当人は責任感もあり、キャプテンでもあるので何としてでもという気持ちが強いのでしょうが、ここまで不調の山田を
3番に置くというのは特に短期決戦の日本シリーズではゲームの進行に障ります。
シーズン中にも一度ありましたが、どうしても先発に使うならば打順をぐっと下げるとかしないと、3番で打線が
途切れてしまいます。
ヤクルト先発のサイスニードは3回先頭の紅林に狙いすまされたような二塁打を打たれると途端に浮足立ちます。
1アウト3塁となったところで打撃巧者のピッチャー山崎福に簡単にボテボテのゴロを打たれそれが1・2塁間を
抜けてタイムリーになります。そこから更に右前ヒットの連打を浴び、宗の右前ヒットの打球をサンタナが
お手玉する間に(またもサンタナの拙守です)2失点目です。4回にも紅林に二塁打を浴びたサイスニードを高津監督は4回で
すっぱりとあきらめ、5回に大西を投入しますが、足立に二塁打を浴び、吉田を敬遠し、2アウト1・3塁から5番杉本に
セーフティバントかよ、と思わせるような3塁線へのぼてぼてゴロの内野安打で追加の1失点です。
大西は回跨ぎの2イニング目(6回)もぼろぼろ(1被安打、1与四球)ですがなんとか失点せずに後続につなぎます。
この後高津監督の必死の継投リレーで、石山―今野(2イニング)‐マクガフ―清水ー田口(0.2回)‐木沢(0.1回)。
マクガフは相変わらず2被安打の不安定さです。昨年の日本シリーズでオリックス打線の餌食になったトラウマが
あるのでしょうか。
12回には田口を出し、吉田・小田と左打者が続くシーンで2アウトを取り、次の代打の頓宮に対してわざわざ
木沢を出します。これが裏目に出て、一昨日も不安定だった木沢ですが、頓宮に左前クリーンヒットを浴び、
頓宮の代走佐野にあっさりと二盗を許し、打者紅林のシーンで珍プレー?が飛び出します。
木沢の叩きつけるようなフォークボール?を中村が大きく弾きます。当然走者佐野は走り出し一気にホームを
陥れます。ところが中村が弾いたボールは大きく弾んで一塁側ベンチに飛び込んでしまい、その瞬間ボールデッドと
なったわけです。この瞬間走者の佐野がサードベースを超えているとプレーがそのまま生きて、オリックスは4点目をゲット
出来たのですが、ボールデッドの瞬間佐野はまだサードベースを超えておらず、佐野は三塁に戻され
プレー再開となりました。結局紅林は四球で歩き、次の伏見が三振に倒れ幻の4点目となったわけです。
9回に内山壮の同点3ランが飛び出したこと、この12回の失点が取り消しになったことと、引き分けにはなりましたが、
多分にヤクルトに(特に後半)ツキがあった試合でした。
さあ明日からは京セラドームでの3連戦です。DH制です。高橋・石川・山下が先発でしょうか。
上記数字は各選手個人のWikipedia 及びYahoo スポーツの成績等を参考にさせていただいています
山田選手の不振は見ている間ずっと胸を締め付けました。
韓国では一番恐れている打者で、チャンスで必ずやり遂げる選手ですが、今回のシリーズでは本当に不振ですね。
精神的に強くなる必要があります。この逆境に打ち勝つことができなければ、ものすごいダメージを受けるでしょう。
選手としての大事な勝負どころだとも思います。
私はヤクルトが勝つことを願うファンですが、第三者的な観点から今回のシリーズは山田哲人選手が自分との戦いで勝つ場面をもっと見たいですね。
MONTE CRISTO様
コメントありがとうございます。
山田哲人選手に関しては本当に心配です。
ブログにも書きましたが、まだ30歳です。老け込む年ではありません。
ただし昔、下半身の故障で絶不調に陥ったこともありました。
今の不調も下半身が弱っていることも大きな要因と思われます。
是非このオフには下半身を治療?もしくは鍛え直し来年また輝いていただきたいものです。
ヤクルトけんちゃん